眼鏡・コンタクトレンズ
「眼鏡」や「コンタクトレンズ」を新しく作る場合は、眼科を受診して、正確な診断を受けることが大切です。眼鏡やコンタクトレンズは身近なものですが、状態に合わせた正確な検査とそれに基づいた処方ではない場合、目の疲れや頭痛、肩こり、眼精疲労などの症状につながることがあります。特に、「コンタクトレンズ」は直接目に触れるため、正しい装用をしなければ角膜や粘膜を傷つけて、重篤な眼科疾患や失明を起こす原因になることがあります。眼鏡やコンタクトレンズは、度数の合っているものを使用し、用途や環境、お仕事やライフスタイルに合わせたきめ細かい調整を行うことで良好な視力を実現するだけでなく、目や身体の負担を大きく軽減できます。
当院では、眼鏡やコンタクトレンズに関する幅広い知識を持った視能訓練士と眼科専門医が丁寧に検査、処方、装用指導を行っています。診察では角膜・粘膜・目の機能に異常がないかや、リスクの高い眼科疾患がないかなどをお伝えし、目のお悩みが解決できるようきめ細かくサポートしています。
当院の特徴
経験豊富な医師と検査員が対応します
国家資格を持った検査員と眼科専門医資格のある医師が対応いたします。保険診療で目の状態を検査し、目の状態や生活に合わせた眼鏡やコンタクトレンズをご提案いたします。
便利な場所にあります
当院は、地下鉄東西線駅から徒歩1分の場所にあり、通勤や買い物に便利な場所にあります。クリニックはバリアフリーで広く、車いすやベビーカーでもご来院いただけます。「コンタクトレンズ」はトライアルレンズを豊富に取り揃えており、お帰りの際に購入することができるため、お急ぎの方は時間をロスすることがありません。
コンタクトレンズを試すことができます
コンタクトレンズには、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズ、カラーコンタクトレンズなどがあります。各種メーカーのトライアルレンズを取り扱っています。はじめてコンタクトレンズを購入する方、度数や種類を変更したい方はお試し装用をしていただくことができます。昨今、コンタクトレンズの値上げやより快適な素材のレンズも発売されているため新しいご提案があればお伝えしています。お気軽にご来院ください。
取り扱っているメーカー:ジョンソン&ジョンソン、ボシュロム、ロート製薬、クーパービジョン、アルコン、シードなど
眼鏡について
眼鏡には、近用、遠用、遠近両用、プリズム眼鏡などがあります。「眼鏡の処方箋」は、眼科医と検査員が、診察・検査を行い、必要に応じて眼鏡の度数を決定し処方箋に記載したものです。処方箋には、度数の他に乱視の度数や軸、瞳孔間距離などの情報が含まれています。眼鏡店で眼鏡を作る場合、必ずしも眼科医の処方箋は必要ではなく、眼鏡を作成することができます。視力が安定していない場合や、視力低下の原因が目の病気である場合は、眼科医の処方箋を受けることが望ましいとされています。
新しく眼鏡を作りたい方
「見えづらい」「眼が疲れる」「遠くも近くも見える眼鏡を作りたい」など、新しく眼鏡を作りたいと思っている方は、まずは眼に深刻な病気がないかを調べる事をおすすめしています。加齢による老眼で、手元が見えづらくなりご来院される方が多くいらっしゃいます。お気に入りのフレームはそのままご利用いただけることがありますので現在使っている眼鏡をご持参ください。また、眼鏡処方は時間がかかることがありますので、後日ご予約いただいてお渡ししています。検査や診察の際には、古い眼鏡と新しい眼鏡の違いや、変更した場合のメリットやデメリットなどを丁寧に説明いたします。お気軽にご相談ください。
プリズム眼鏡について
プリズム眼鏡は斜視の方が治療に用いる特殊な眼鏡で、レンズ部分にプリズムを入れて光を屈折させ、両方の目で同じ視標が見えるようになっています。斜視自体を治療するものではなく、両眼視を確保しやすくする効果が見込めます。また、斜視では両方の目で見るとものが二重に見えてしまう複視が起こりますが、それを軽減させる効果もあります。
大人の斜視で、眼筋麻痺などによって起こっている場合、強く複視の症状が出ることがあり、日常生活に支障をきたしますので、プリズム眼鏡が有効なケースが多くなっています。
コンタクトレンズについて
当院では、ソフトコンタクトレンズの場合、原則として使い捨てのディスポーザブルレンズを処方しております。遠近両用コンタクトレンズもございますので、お気軽にご相談ください。
初めてコンタクトレンズを使用する方へ
コンタクトレンズには、長期間使用できる「ハードコンタクトレンズ」と定期交換もしくは使い捨ての「ソフトレンズ」の2種類があります。初めてコンタクトレンズを作る場合は、眼科で検査を受け、処方箋をもらう必要があります。眼科での流れは、保険診療で診察と検査(屈折・眼圧・視力の測定、角膜の傷の有無、涙が正常に出るかなど)を行います。実際にレンズをつけて、度数や着け心地があっているかを確認します。付け外しやケアの方法についてもお伝えします。処方箋を受け取り、①処方箋を持って販売店で購入、②インターネットで購入、③クリニックで購入をお選びいただけます。初めてコンタクトレンズを使用する場合、1時間以上かかることがありますのでネットで予約をしてご来院をおすすめしています。予約なしでご来院される場合は、受付時間終了の1時間前までにご本人がご来院ください。*コンタクトレンズの装着と外す練習が長引いた場合、別日にご来院いただく可能性がございますのでご了承ください。
コンタクトレンズのケアについて
各種メーカーの一日装用したコンタクトレンズには、たんぱく質や脂質、空気中に含まれるゴミなど様々な汚れが付着しています。このような汚れが付着したレンズを使用し続けると細菌が感染し、眼疾患の原因となる可能性があります。 1日使い捨てタイプのものはケアの必要はありませんが、2週間、1ヶ月使い捨てタイプのレンズやハードコンタクトレンズは、一定期間同じレンズを使用するため、毎日レンズを洗浄し、消毒することが大切です。原則として、レンズと同じメーカーのケア用品を使用して、水道水での洗浄は必ず避けます。
コンタクトレンズによる目の病気
コンタクトレンズによる目の病気には、以下の病気が挙げられます。重大な障害により失明に至ることもあるため、おかしいと思ったら眼科を受診しましょう。
角膜上皮障害 | 最も多いコンタクトレンズ(以下、レンズ)による目の病気です。原因は、レンズのゴミ、汚れなどによる傷です。点状表層角膜炎は、小さな傷でほとんど自覚症状がありません。上皮細胞の再生は早いため、レンズを使用しなければ通常は数日で治癒します。傷の程度がひどい場合は、痛みや充血を伴い、最悪失明に至ることがあります。 |
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角膜潰瘍 | 上皮が傷ついた所に、細菌、真菌、アカントアメーバーなどが角膜実質に感染した状態です。充血と強い痛みで目を開けることが出来なくなります。失明につながることもあります。レンズの適切な消毒や管理不足が原因です。 |
角膜内皮障害 | 角膜内皮細胞の細胞数が減り、視力低下などを気づいた時には、角膜移植か治療法がないということがあります。原因は、非酸素透過性のハードコンタクト、連続装用時間や年数が長い、カラーソフトコンタクトレンズや度数の強いレンズによる慢性の酸素不足です。 |
巨大乳頭結膜炎 | レンズの汚れが原因のアレルギー性結膜炎です。目やにが増加したり、上まぶたの裏にブツブツができるのが特徴です。 |
定期健診を受けましょう
コンタクトレンズは眼鏡と違い直接目に触れるため、薬事法により高度管理医療機器(クラスⅢ)に指定されています。そのため、コンタクトレンズを使用している場合、3ヶ月に1回は必ず定期検診を受ける必要があります。
使用方法が間違っていると日々の積み重ねでダメージが蓄積してしまいます。ソフトコンタクトレンズ、使い捨てコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズなどさまざまな種類がありますが、こうしたことはすべてのレンズに当てはまります。
特に、近年はコンタクトレンズの使用期間である交換時期を過ぎて使用していて目のトラブルを起こすケースが増えています。ケア不足や間違った取り扱いは、大幅な視力の低下や失明にまでつながる可能性があります。見るということは生活においてとても重要であり、表情の中でも目が物語る印象はとても強いものです。少しでもおかしいと感じたら、定期検査の時期ではなくてもすぐにご相談ください。